桜 リゾートバイト
そういえばホテルから見える浅間山を眺めていてふと思い出したのだけど、
あの日本史で有名な「天明の大飢饉」を引き起こした原因にも繋がる、
天明3年7月の浅間山大噴火のあった場所。このホテルのあたりも被災地にとても近かったため、
3ヶ月間も真っ白な灰が降りつづけた土地。浅間山大噴火(当時は天明の浅間焼けと
呼ばれてました)の起こった旧暦4月8日(今の7月)は卯月八日と言って、
信仰登山の山開きの日で浅間山の山開きもこの日からだったのだが、
噴火はこの山開きの翌日に起こったので死者の数は普段よりも多かったのだろう。
死者数はたしか1151人。爆発のあった嬬恋村は江戸時代、ちいさな村だったろうから
ほとんど全員が亡くなってしまったような数だろう。ホテルから見えるまだ雪の残った
浅間山を見て、当時のこのあたりの住人が小諸や岩村田に非難した姿をなんとなく想像した。
そういえば前にバイトをしていた嬬恋村は浅間山の中で、まさに被災地ご当地だった。
その浅間山の爆発音は大阪や八丈島あたりにまで響いたそうで。
浅間山はまだ噴火の可能性のある山のはずなんだけど、
いま噴火したら、ふふ、ふふふふふ。