派遣 アプリリゾート

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お疲れ様です。
アプリの北村です。



アプリ社員は、各地のホテルや旅館、テーマパークへ営業へ出かけます。
やっぱりサラリーマンですからね。
やっぱり足で稼がないとね。


僕達も各地をまわれるので、たくさんの想い出ができます。
なかでも印象に残っているのは、相棒のジョンと共に鹿児島へ営業出張へ行った時の事かなぁ…

………
……

福岡空港からカイロへの直行便に乗り込み、 カイロからはルフトハンザ航空でナイロビへ。

ここから荒野にジープを走らせること一昼夜。
砂漠を抜けると目の前に広がる一面のサツマイモ畑。



そう、ここはもう鹿児島だ。



現地人:
「おいどんは九州男児ですったい!
イモ食いなんしゃい! イモ食いなんしゃい!」


現地人からの手厚い歓迎を受け、 僕は彼らがひく手押し車に乗り込む。

未舗装のあぜ道をガラガラとけたたましい音を立てながら進むと、 股間に葉っぱをつけただけの現地人どもが珍しげな目でこっちを見ている。


僕:
「そらよ!」


僕が手持ちのチョコレートを彼らに向かって投げると、 彼らは争うようにチョコレートに群がった。


現地人:
「うまか!とんでもなくうまか!
これはもう、この世のもんではなか!」


彼らは目を白黒させながら口々に叫ぶと、 何やら僕を拝みはじめた。


現地人:
「西郷どんの生まれ変わりですったい!
拝ませてくらっしゃい!」


西郷どん、というのは彼ら現地人が神のように崇めている人物で、 現地人にとって西郷どんは父親であり、先生であり、法律であり、 要するに彼らの全てであった。


ジョン:
「はは。何を言ってるんだ。僕らは西郷どんなんかじゃない。
あんなデブと一緒にしないでくれたまえ。」


相棒のジョンが彼らに向かって言い放った。


僕:
「ジョン!よせ!!!」


僕は慌てて彼の口を押さえたが、遅かった。
現地人の顔色が変わる。


現地人:
「西郷どんをバカにしたと!?死ぬがよか!!
今すぐ死ぬがよか!!」


現地人どもは手に持ったイモでジョンを二時間ほど殴り続け、 ジョンが彼らから開放された時はもう虫の息だった。


ジョン:
「き・・北村さん・・・」


僕:
『大丈夫か!! ジョン!!』


ジョン:
「俺…、俺この旅から帰ったら…
カトリーナと結婚するんだ…」


僕:
『…そうか……』


ジョン:
「き、北村さん…
最後に、最後にこの手紙をカトリーナに…」


ジョン:
『………』


僕:
『ジョン?… おい ジョン!!
ジョォォォ―――――――――ンッッッ!!!!』

………
……

はい。

という事でね。
皆さん お察しの通り、全部ウソなんですけどね。

でも、マクドナルド行ったら「イモバーガー」とかがあったりとか、 ローソン行ったらサツマイモしか売ってないとか?

そういうのを期待していたのは事実ですが、鹿児島ってスゴイ街でした。
そして黒豚がウマイ!!
『本物の角煮』というものを食べた。



出張を終えて帰ってくると、『やっぱり故郷が一番だなぁ』
と、故郷 岩手を想い出すのでした…

(衣類は葉っぱ一枚で、ほら穴の中で『わんこそば』という主食と共に、
小岩井農場で刈ってきた牛を食す僕の実家

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このページは、admin_resortbaitoが2008年4月23日 14:56に書いたブログ記事です。

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